ITエンジニアに挑戦したいけれど、
- 「文系だし難しそう…」
- 「IT基礎とか聞くだけで頭が痛い」
- 「未経験 エンジニア 才能 ないと無理じゃない?」
そんな不安を抱いてこの記事を開いてくれたなら、まずは安心してください。
実は、ITの基礎は 「数学が得意」「論理的」「才能がある」 とはほとんど関係ありません。
必要なのは 理解スピードではなく、学ぶ順番と学び方 です。
特に未経験の場合、最初にざっくり掴んでおくと、あとからの成長が爆速になる領域が3つあります。
🔻この記事で扱う「必須IT基礎」
- ネットワーク(なぜ通信ができるのか)
- データベース(DB)(どこにデータを保存するのか)
- Git(成果物を管理し、共有する仕組み)
これらは現場で毎日のように使われ、評価にも直結する超・実務寄りの基礎です。
僕も文系出身で、最初は「TCP/IP?JOIN?Git?」と、意味不明な単語に怯えていました。
ですが、仕組みと使い方が「イメージ」でつながった瞬間から、学習スピードが一気に上がりました。
この記事では、
「ITエンジニア 独学 きつい」
と感じている未経験の方でも理解できるように、専門用語をできるだけ封印し、たとえ多めで解説していきます。
最後まで読み終える頃には、IT基礎が「丸暗記」ではなく「イメージで理解」に変わるはずです。
最初にぶつかる壁
未経験エンジニア志望の人が、最初に必ずぶつかる壁はこの3つです。
- ネットワーク
└ 「なんとなく通信してるのは分かるけど、実態がよく分からない…」 - データベース(DB)
└ 「保存の概念はわかるけど、SQLコマンドを打つのが怖い…」 - Git
└ 「難しそうで、結局ぜんぜん触れていないまま数ヶ月経った…」
この状態のまま学習を進めるとどうなるかというと…
- エラーの原因が分からず、学習が止まる
- 応用に進めず、「やっぱり自分は才能ない」と落ち込みやすい
- 「独学きつい…」と感じて、徐々にPCから離れていく
でも、ここで知っておいてほしいのは、
どれも本質は「難しくない」ということ。
順番を間違えず、イメージ → たとえ → 手を動かす の流れで覚えれば、文系でも十分に理解できます。
よくあるつまずき
多くの未経験者が、こんな学び方で迷子になります。
- TCP/IP・OSI参照モデル
→ 単語だけ丸暗記して終わり。実際の通信イメージが湧かない。 - JOIN・正規化
→ テキストで概念だけ説明されて、「結局何がしたいの?」状態になる。 git add / commit / push
→ コマンドを覚えても、「裏で何が起きているか」イメージできない。
つまり、よくある失敗パターンはこの順番です。
用語の暗記 → ますます混乱 → 才能のせいにして諦める
正しい順番は逆で、
概念(ざっくりイメージ) → たとえ → 具体例 → 少しだけ手を動かす
この順番を徹底するだけで理解度が変わります。

ネットワーク基礎を文系でも理解できる言葉で
まずは「ネットワーク」。
一言でいうと、
家(PC)と家(サーバー)を線(回線)でつないで、荷物(データ)を届ける仕組み
です。
例えで理解するネットワーク
| 現実世界 | ネットワークの世界 |
|---|---|
| 住所 | IPアドレス |
| 宅配業者 | 通信プロトコル |
| 荷物 | HTTPリクエスト |
| 荷物の受け取り・返事 | レスポンス |
- IPアドレス
→ 「データの届け先の住所」 - HTTP
→ 「荷物(データ)をどういうルールで運ぶか、という配送ルール」
この2つのイメージが持てれば、すでにスタート地点には立てています。
HTTPとHTTPSの違いは?
よく見る「http://〜」「https://〜」の違いも、イメージにすると簡単です。
- HTTP
→ 手紙を封筒なしで送るイメージ(内容が丸見え) - HTTPS
→ 手紙を「暗号化された封筒」で送るイメージ(途中で見られても読めない)
クレジットカード情報やログイン情報をやり取りするECサイトやログインページは基本的にHTTPSです。
ITエンジニアを目指すなら、ここは常識レベルで押さえておくとかなり有利です。
Ping・Tracerouteは理解の最短切符
超ざっくりネットワークを確認するコマンドもあります。
例えば、ターミナル(コマンドプロンプト)で、
ping google.com
と打つだけで、
- ネットが生きているか
- そのサーバーから応答が返ってきているか
をチェックできます。
Tracert(traceroute)を使えば、
「どのルートを通ってサーバーまで届いているか」も確認できます。
面接でも、「ネットワークがつながらないとき何を確認しますか?」と聞かれたときに
「 ping を打って疎通確認します」 と答えられるだけでも好印象になりやすいです。
データベース(DB)は「倉庫そのもの」
次はデータベース(DB)。
難しそうに聞こえますが、イメージとしては 「データを置いておく倉庫」 です。
例えで理解するDB
| 現実世界 | DBの世界 |
|---|---|
| 倉庫 | Database |
| 棚 | Table |
| 商品 | Record(行) |
| 商品タグ | Column(列) |
例えば、ユーザー情報を保存する users テーブルがあるとします。
SELECT * FROM users;
このSQLは、現実世界で言うとこうです。
📦「倉庫(users)の棚にある商品(ユーザー情報)を全部見せて!」
というだけの話です。
JOINとは?
JOINは、**「別の倉庫にある情報を、共通のタグで紐づけて一緒に見る操作」**です。
SELECT *
FROM users
JOIN orders ON users.id = orders.user_id;
これは、
「ユーザー(users)と注文情報(orders)を、同じidで結びつけて一覧で見たい」
という意味です。
- 倉庫A:ユーザー情報(users)
- 倉庫B:注文情報(orders)
- 共通タグ:
users.idとorders.user_id
この共通タグで「この人がした注文はこれ」と紐づけているイメージですね。
正規化は「棚の重複をなくす整理整頓」
正規化というのは、一言で言うと、
「同じ情報をあちこちに書かずに、整理整頓する考え方」
です。
- Aの棚にもBの棚にも同じ情報が置いてある
- → どちらかだけ変更すると「片方だけ古い情報」の状態になる
これを防ぐために、
- 情報を役割ごとに分ける
- 必要な時だけJOINして結合して使う
というのが正規化の基本です。
文系でも「片付け」「整理整頓」はイメージしやすいですよね。
DBも本質はそれと同じ。「綺麗に整理整頓された倉庫づくり」の話です。

Gitは「変更のタイムカプセル」
最後は Git。
これは、ソースコードの変更履歴を管理する仕組みです。
一言でいうと、
「コード変更を全部タイムカプセルのように保存しておくツール」
です。
Gitを人に例えると?
| 行為 | Gitコマンド |
|---|---|
| 写真に残す | git commit |
| 写真をクラウドにアップ | git push |
| 過去のアルバムを見る | git log |
| 過去の状態に戻す | git revert / git reset |
commit は「今の状態を1枚の写真として残す」イメージ。push は「その写真をクラウド(GitHubなど)にアップロードする」イメージです。
未経験者が感動する瞬間がこれ👇
git reset --hard HEAD^
これは、
「1つ前の状態にタイムスリップする」
という意味です。
- 間違えてコードをぐちゃぐちゃにしても
- 1つ前の状態に戻せる最強の安心装置
と考えると、怖さよりも「保険がある安心感」のほうが勝ちます。
Gitが使えると現場評価が一段上がる理由
Gitを使えるようになると、エンジニアとしての評価が一気に変わります。
- 複数人で作業してもコードがごちゃごちゃにならない
- 誰がいつ、どこを変更したかが一目で分かる
- 失敗してもすぐに戻せる
- コードの成長履歴=あなたの努力の証明になる
才能ではなく、仕組みを使いこなす人が、結果的に伸びる のがエンジニアの世界です。
まとめ
ここまでの内容を、もう一度シンプルに整理します。
- ネットワーク = 通信の仕組み(住所と荷物と宅配ルール)
- データベース(DB) = データを保存する倉庫
- Git = 変更を保存し、戻したり共有できるタイムカプセル
どれも、文系でもイメージさえ掴めれば十分理解可能な領域です。
暗記ではなく、「意味」で捉えることで学習の伸びが変わります。
今日の行動はこれだけでOK👇
- 📌 GitHubアカウントを作成する
- 📌 PCでターミナルを開き、
ping google.comを叩いてみる - 📌 ノートや紙に、簡単な「テーブル図(usersテーブルなど)」を手書きしてみる
この3つをやるだけでも、
「ITエンジニアって自分にも関係ある世界かもしれない」 という実感が生まれます。


