クラウド基礎を学んだ後にやるべき次の一手|中級への進み方

スキルアップ

クラウドの基礎は一通りやった。オンプレとの差も説明できるし、IaaS/PaaS/SaaSもなんとなく分かった。なのに、次の瞬間に手が止まりませんか?「中級って何をすればいいの?」と。僕もここで1〜2ヶ月迷走しました。資格に寄せるべきか、ネットワークを深掘るべきか、実務っぽい構成を触るべきか。気になって調べるほど選択肢が増えて、結局“やってるのに成長してる感がない”状態に落ちます。
先に結論だけ言うと、中級への近道は「難しいサービスに手を出す」じゃなく、判断軸を決めて次の一手を1つに絞ることです。この記事では、クラウド 入門を終えた人が迷わないための分かれ道(3ルート)と、クラウド 基礎 勉強方法を活かした進み方、やらなくていい遠回りまで整理します。


クラウド基礎を終えた後に迷うのは普通

基礎は分かるけど「成長してる感」が消える瞬間

クラウドの基礎を一通りやったのに、なぜか手応えがない。
この感覚、かなり多いです。

最初は「クラウドって何?」が分かるだけで前に進んだ感が出ます。
でも基礎を越えたあたりから、成長が目に見えなくなります。
用語も概念も一度は聞いた。
なのに、仕事に結びつくイメージが湧かない。
ここで一気に不安になります。

僕もこのタイミングで「自分、向いてないのかも」と思いました。
理解はしてるのに、武器になってない感じがしたんですよね。
勉強してるのに、前に進んでない気がする。
この“空白期間”が一番しんどいです。


資格・サービス・実務のどれに進むべきか迷う

迷いが出る理由はシンプルです。
次の選択肢が一気に増えるからです。

「資格を取るべき?」
「AWSを触る?Azure?GCP?」
「それとも構成図とか実務寄り?」
どれも正しそうに見えて、逆に動けなくなります。

しかも情報はバラバラです。
資格推しの記事もあれば、「資格より実務!」という声もある。
SNSを見ると“中級”の基準も人によって違う。
結果、判断の軸がなくて迷子になります。

📌 この時期に出やすい悩み

  • 次に何を学べばいいか分からない
  • 中級の定義が曖昧で、どこを目指せばいいか決まらない
  • 勉強が転職や仕事に繋がるのか不安になる

こうなったら、意志の弱さじゃないです。
「道が複数あるのに、地図がない」状態なだけです。


筆者も基礎後に1〜2ヶ月止まった話

正直に言うと、僕も止まりました。
基礎を終えたあと、1〜2ヶ月くらいはグダグダでした。

平日は仕事で疲れて、YouTubeを流して終わり。
休日にまとめてやろうとして、結局だるくなる。
「次は何をやればいいんだっけ?」が毎回発生して、着手が重い。
そのうち、学習そのものがストレスになります。

ここで気づいたのが一つあります。
止まっている原因は、知識不足じゃなかった。
“次の一手の決め方”を知らなかっただけです。

じゃあどうするか。
必要なのは、新しい教材ではなく「判断の軸」です。
次の章では、僕が遠回りを減らせた中級への進み方の判断軸を、先に結論から整理します。


中級に進む前に決めるべき判断軸

中級=「難しいサービス」ではない

先に結論を言います。
中級に進む=難しいサービスを覚える、ではありません。

ここで多くの人が勘違いします。
「次はEKS?Terraform?難しいやつをやらないと中級じゃない」
僕も完全にこの思考でした。

でも現場で評価される中級は、そこじゃない。
判断できるかどうかです。

・この構成で問題ないか
・なぜそのサービスを選ぶのか
・別案は何か

これを自分の言葉で説明できるか。
これが“中級っぽさ”の正体でした。

難易度を上げる前に、判断の精度を上げる。
順番を間違えると、一気に遠回りします。


中級への分かれ道は3パターンある

基礎の次は、全員同じ道ではありません。
実は中級への入り口は、大きく3つあります。

1つ目は、仕事に直結させるルート
運用・監視・構成理解を深める方向です。
「なぜ落ちたか」「どう直すか」を説明できるようにする。

2つ目は、転職を見据えるルート
小さくても成果物を作り、語れる材料を増やす。
無料枠で触った経験を、判断とセットで話せる状態にする。

3つ目は、理解を深めるルート
設計思想や構成パターンを整理し直す。
資格はこのルートなら“アリ”です。

どれも正解です。
問題は、これを混ぜてしまうこと。
全部やろうとして、全部中途半端になります。


筆者が遠回りを減らせた判断基準

僕が一番失敗したのは、
「とりあえず中級っぽいことをやる」でした。

結果、
・時間は使った
・でも説明できない
・自信も増えない

このループにハマりました。

そこから抜けたきっかけが、
先に判断軸を決めたことです。

📌 中級に進む前の判断軸

  • 目的はどれか
     ・仕事で使う
     ・転職で評価されたい
     ・理解を深めたい
  • 手を動かす余裕はあるか
     ・平日30分?
     ・週末まとめて?
  • 今後どの職種を狙うか
     ・運用寄り
     ・設計寄り
     ・開発寄り

これを決めるだけで、
「やらないこと」が一気に増えます。

そして不思議なことに、
迷いが減ると学習スピードは上がります。

次の章では、この判断軸ごとに
**具体的に何をやればいいか(中級への進み方)**を、
実例ベースで整理していきます。


中級への3つの進み方

ここからがこの記事の中核です。
中級って聞くと、難しいサービス名を増やしたくなります。
でも実際は逆で、「少ない材料で説明できる」人が強い。

僕も基礎が終わったあと、資格問題集に逃げました。
暗記は進んだ気がする。
でも面接や現場の会話では、何も出てこない。
そこで気づきました。中級は“知識量”じゃなく“使える形”だと。


① 実務に近づく

一番伸びるのは、実務に寄せることです。
派手な開発より、運用目線の理解が効きます。

例えば、こういう視点です。
「この構成で落ちるとしたらどこ?」
「障害が起きたら、まず何を見る?」
「コストが増えたら、どこを疑う?」

僕は最初ここを避けてました。
地味だし、正解が1つじゃないから。
でも、ここが話せるようになると一気に“中級っぽさ”が出ます。


② 技術を少し深掘る

次に強いのが、ネットワークとセキュリティです。
理由はシンプルで、どのクラウドでも避けて通れないから。

全部を深掘りする必要はありません。
中級に行くなら「役割を説明できる」がゴールでOKです。

・VPCは何のために分けるのか
・Security Groupは何を守るのか
・公開/非公開サブネットの違いは何か

僕はここを後回しにして、結局つまずきました。
「動くけど、怖くて触れない」状態になるんですよね。
この壁を越えると、学習のストレスが減ります。


③ 手を動かして「説明できる経験」を作る

最後はこれ。結局これが一番効きます。
手を動かして、“説明できる経験”を作ること。

📌 中級に寄せる行動整理

  • 構成図を書いて説明できる(1枚でOK)
  • なぜそのサービスを選ぶか言える(理由が1つでOK)
  • 失敗・詰まりポイントを語れる(むしろ武器)

僕は最初、失敗を隠したくてログを消してました。
でも面接で刺さるのは逆でした。
「どこで詰まり、どう切り分け、どう直したか」
ここが話せると、一気に信頼されます。

次の章では、この3ルートを「じゃあ具体的に何をやる?」に落とします。
忙しい人でも回せるように、最小のタスクに分解していきます。


中級でやらなくていいこと

中級に進もうとすると、急に不安になります。
「もっと覚えないと」「周りに置いていかれそう」みたいなやつ。
でも中級って、足し算より“引き算”が効きます。
ここで遠回りを潰しておくと、学習が一気に軽くなります。


いきなり資格・全サービス暗記は不要

最初に言い切ります。
中級の入り口で、資格問題集に突っ込むのは危険です。
理由はシンプルで、「点は取れても話せない」状態になりやすいから。

僕も基礎が終わった瞬間に、いきなり問題集を買いました。
毎日1時間、2週間くらいは続いた。
でもある日、ふと手が止まりました。
“覚えてるのに、何も作れてない”って気づいたんです。

中級で欲しいのは、暗記より「説明できる材料」です。
代表サービスを1つ触って、構成と理由を語れる。
これだけで十分前に進めます。


比較記事・トレンド追いすぎ問題

次の罠は、比較とトレンドです。
AWSとAzureとGCP。新サービス。話題の構成。
気になるのは分かる。僕も毎日見てました。

でも、比較は“判断軸がある人”がやるものです。
軸がないうちは、情報が増えるほど迷子になります。
学習って、調べてる時間が長いほど「やった気」だけ増えるんですよね。

トレンドも同じです。
追いかけるほど、基礎がぐらつきます。
中級で強くなる人は、流行より「自分の理解の穴」を埋めています。


筆者がやって後悔した学習パターン

ここは完全に僕の黒歴史です。
中級っぽくなりたくて、やることを増やしました。
結果、何も残らなかった。

📌 判断軸

  • サービス数=成長だと思う
  • 完璧に理解してから進もうとする
  • 成果物が何も残らない学習

この状態になると、焦りだけ増えます。
「自分、向いてないかも」って気持ちまで出てくる。
でも向き不向きじゃなくて、やり方の問題でした。

次の章では、ここまでの“やらないこと”を踏まえて、
中級に進むための「次にやること」を1つに絞ります。
迷いを行動に変えるパートに入ります。


次の一歩を1つに絞る

基礎を終えて、中級の入口まで来た。
ここが一番しんどいです。
「やることは分かるのに、何を選べばいいか分からない」状態になるから。
僕もこのタイミングで、手を広げすぎて1〜2ヶ月止まりました。
資格も気になる。ネットワークも気になる。転職も気になる。
結果、毎日30分〜1時間“調べ物だけ”で終わって自己嫌悪。
でも今ならハッキリ言えます。中級は、次の一歩を“1つ”に絞った人が勝ちます。


中級として十分な到達目安

「中級っぽいこと」を全部できる必要はありません。
まずは、ここまでできていれば十分です。

📌 行動整理

  • 構成を説明できる(図がなくても、口で流れを言える)
  • 小さな手触り経験がある(作る→確認→消すを1回やった)
  • 判断理由を言語化できる(なぜその構成・サービスにしたか言える)

この3つが揃うと、学習も面接も一気にラクになります。
「知ってる」から「話せる」に変わるからです。


次にやることは1つでいい

ここから先は、ガチャガチャ足さない。
やることは1つだけにします。

おすすめはこれ。
**“代表サービスを1つ決めて、1週間だけ触る”**です。
大作はいりません。無料枠で十分。
作って、動くのを確認して、消す。
そのログと学びメモを残す。
僕はこれをやった瞬間、「進んでない感」が消えました。
逆に、ここを飛ばして知識だけ増やすと、また迷子になります。


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