「プログラミング未経験だけど、ポートフォリオって本当に作れるの?」
調べれば調べるほど完成度の高い作品が出てきて、逆に怖くなる。何から手を付ければいいか分からず、気づけば情報収集だけで時間が溶ける。僕も学習初期に、平日1時間のつもりがYouTubeや記事を見るだけで終わり、2週間ほぼ何も作れなかった時期がありました。結論を少し先に言うと、未経験 ポートフォリオは“すごい作品”を目指すより、挫折しない順番で小さく完走する方がうまくいきます。この記事では、つまずきやすい原因を整理したうえで、【準備→ミニ制作→小作品】のロードマップで「ポートフォリオ 何から作る」に真正面から答えます。さらに、提出前に整えるREADMEやログ、改善点までまとめるので、焦らず準備フェーズとして前に進めるはずです。
未経験でもポートフォリオは作れる。ただし“作り方”で差が出る
「プログラミング未経験だけど、ポートフォリオって作れるのかな…」
この不安、めちゃくちゃ分かります。
僕も最初は同じでした。
今でこそ現役エンジニアとして働いていますが、スタート地点は普通の未経験。
当時いちばん怖かったのは、コードが書けないことよりも、
“どのレベルのものを作ればいいか分からない”ことでした。
完成形を想像すると、急にハードルが上がるんですよね。
「こんなの自分には無理だ」と勝手に結論を出してしまう。
だから先に結論を言います。
未経験でもポートフォリオは作れます。
ただし、作り方を間違えると挫折します。
いきなり大作を目指すと、かなりの確率で止まります。
逆に、小さく完走できる形で始めると、ちゃんと積み上がります。

「作れるか不安」の正体はスキルより基準のなさ
未経験の不安って、スキル不足そのものより「基準がない」ことが原因になりがちです。
分かりやすく言うと、何点取れば合格なのか分からないテストを受ける感覚です。
SNSや転職ブログを見ていると、余計に怖くなります。
完成度が高い作品が並んでいて、「これが普通なの?」と焦る。
結果、完成度を想像して怖くなります。
そして、手が止まります。
僕もまさにそれでした。
当時、平日は仕事終わりに1時間だけ勉強するつもりだったのに、
その1時間がほぼ情報収集に消えました。
「Todoアプリがいい」
「いや、React必須」
「デザインも大事」
言ってることがバラバラで、判断できない。
情報が多すぎて動けなくなるんです。
ここで起きるのが“正解探し”です。
遠回りしたくない。
失敗したくない。
だから、作る前に完璧な答えを探してしまう。
でも未経験にとって、最初から完璧な答えはありません。
作って、詰まって、直して、少しずつ基準を作っていくしかない。
この順番を理解するだけで、気持ちはかなり軽くなります。
ポートフォリオは“作品コンテスト”ではない
ポートフォリオって聞くと、どうしても「すごい作品を作らなきゃ」と思いがちです。
でも実際は、作品コンテストではありません。
未経験で見られやすいのは、完成度より“伸びそうか”です。
採用側が知りたいのは、こういう部分です。
「入社後に学べる人か」
「詰まっても前に進める人か」
「説明してコミュニケーションできる人か」
だから、未経験のポートフォリオで強いのは、派手さじゃなく“伝わる材料”です。
未経験で見られやすいポイントを、判断軸として整理します。
- 完走している(小さくても最後まで仕上げている)
- 説明できる(なぜ作ったか、どう作ったかを話せる)
- 学習ログがある(詰まり→解決の記録が残っている)
- 改善点が書ける(次に直したい点を言語化できている)
- READMEがある(使い方・工夫点がまとまっている)
ここまで聞くと、「え、じゃあ最初から大作じゃなくていいの?」と思うはずです。
はい、むしろ大作じゃない方がいいです。
未経験の最初の目標は、すごい作品ではなく“続けられる作り方”です。
次の章では、僕が実際に止まった原因も含めて、挫折しやすい人の共通点を整理します。
「やらない方がいい」を先に知っておくと、遠回りが減って続けやすくなります。
挫折しやすい人の共通点

未経験でポートフォリオ作りを始めると、途中で止まる人が多いです。
でも、意志が弱いからじゃありません。
止まりやすいポイントが、だいたい決まっているだけです。
僕も一回止まりました。
「よし、今日から作るぞ」と思って始めたのに、気づけば1週間、進捗ゼロ。
休日を丸ごと使った日もあったのに、手元に残ったのはエラー画面のスクショだけ。
正直、あの時は「向いてないのかも」と思いました。
でも、今なら理由がはっきり言えます。
僕が止まった原因は、才能じゃなくて“選び方と順番”でした。
ここを間違えると、誰でも止まります。
いきなり完成形を目指して詰む
未経験が一番やりがちなのが、いきなり完成形を目指すことです。
転職で評価されると聞くと、立派な作品を作らなきゃと思いますよね。
僕もそうでした。
学習を始めて間もない頃、最初の1本で「それっぽいWebアプリ」を作ろうとしました。
ログイン機能、DB、検索、デザイン、スマホ対応。
今思えば、未経験の一発目でやる規模じゃない。
でも当時は、成功例を見すぎて感覚が麻痺していました。
結果、機能を盛りすぎて詰みました。
ひとつ直すと別の場所が壊れる。
エラー文が読めない。
コピペしても直らない。
気づけば「何をしてるんだっけ?」となって、手が止まる。
この状態が一番しんどいです。
特に折れやすいのが環境構築です。
Nodeのバージョン、npm、パッケージ、エラー。
最初は“作品づくり”ではなく“設定との戦い”になります。
僕もここで半日溶かした日が何回もありました。
本当に心が削られます。
だから、最初の段階で大作を目指すのは危険です。
作れる人もいます。
でも多くの未経験者は、途中で止まって「自分はダメだ」と誤解します。
これはもったいない。

「何から作る?」で正解探しが始まる
もうひとつの共通点は、「何から作る?」で正解探しが始まることです。
これ、真面目な人ほどハマります。
失敗したくないから、最短ルートを探す。
でも情報が多すぎて、逆に動けなくなります。
未経験がよくハマる迷いを、悩みとして整理するとこうなります。
- そもそも言語選びで止まる(Java?Python?JavaScript?)
- 「React必須」みたいな話を見て怖くなる
- デザインが苦手で、出すのが恥ずかしく感じる
- GitHubの見栄えが気になって、手が止まる
- 何を作れば転職で刺さるのか分からない
- 教材が多すぎて、どれを信じればいいか分からない
- まず学習?制作?順番が決められない
僕はこの状態で、平日1時間の学習時間が“情報収集だけ”で終わっていました。
「今日は準備したからOK」と自分に言い訳して、
でも翌週になっても何も作れていない。
焦りだけ増えていきました。
ここで大事なのは、正解を探すより、先に“順番”を決めることです。
正解の作品を探すんじゃなくて、正解に近づく作り方を選ぶ。
これが挫折しないコツです。
次の章では、未経験が迷わないためのロードマップを【準備→ミニ制作→小作品】で具体化します。
「今日何をやればいいか」まで落とすので、ここから一気に手が動きやすくなります。
挫折しない始め方ロードマップ
「ポートフォリオ 何から作る?」の答えって、作品名じゃないんです。
未経験のうちは特に、順番が答えになります。
僕は最初、いきなり完成形を目指して止まりました。
機能を盛って、環境構築で詰まり、気づけば検索だけの毎日。
そこから立て直せたのは、やり方を【準備→ミニ制作→小作品】に切り替えたからです。
この順番にすると、途中で折れにくい。
理由はシンプルで、「完走」と「説明」が積み上がるからです。
ここでは、今日からそのまま真似できる形に落とします。

STEP1 準備|職種→言語→作る規模を決める
未経験が一番迷うのは、最初の決めごとです。
でも決め方さえ決まれば、迷いは急に減ります。
ポイントは順番。
職種→言語→作る規模。
ここを逆にすると、情報が多すぎて止まります。
準備フェーズのチェックリストです。
まずはこれだけ決めてください。
完璧じゃなくてOKです。
- 目指す職種を1つ決める
例:Web(フロント/バック)、インフラ、社内SE - 学習言語を1つに絞る
WebならJavaScript、バックならPython/Java、インフラならLinux+クラウド基礎…など - 1本目のサイズを小さく決める
「転職で刺さる大作」ではなく「完走できる小ささ」 - 学習時間の確保を現実的に決める
平日30分×週5でもOK。休日にまとめてでもOK - 作業環境を1回だけ整える
エディタ、GitHub、メモ場所(Notion/紙でも)を決めて固定する
僕はここで「学習時間の確保」を甘く見ていました。
平日1時間のつもりが、疲れてできない日もある。
それなのに大作を目指して、自己嫌悪になる。
だから最初は、生活に合わせて“続く形”に寄せた方が勝ちです。
STEP2 ミニ制作|1〜2日で終わる成功体験を作る
準備ができたら、次はミニ制作です。
ここは「作品」というより、練習試合。
1〜2日で終わる小ささが正義です。
未経験が挫折する最大の原因は、成果が見えない期間が長いこと。
頑張ってるのに進んでない感が出ると、気持ちが折れます。
だから、まずはとにかく完走してください。
小さく終わらせる。
これが自信になります。
ミニ制作の例は、Webなら電卓、簡単なTodo、フォーム。
インフラ寄りなら、Linuxの基本操作を手順書にしてまとめるだけでもいい。
「動く」「終わる」「説明できる」。
この3つが揃えばOKです。
そして、失敗してもログに残す。
これが意外と効きます。
僕は最初、詰まると恥ずかしくて記録を残していませんでした。
でも後で振り返ると、「どこでつまずいたか」が一番成長の材料になる。
エラー文、原因、解決。
短くメモするだけで十分です。

STEP3 小作品|1〜2週間で“説明できる1本”にする
ミニ制作で勢いがついたら、小作品に進みます。
ここが、ポートフォリオとしての“1本目”になります。
ただし、ここでも機能は絞る。
未経験の勝ち筋は、盛ることじゃなく完走です。
僕がうまくいかなかった時は、機能を増やして“作った気”になっていました。
でも説明できない。
直せない。
結果、面接で弱い。
だから小作品は、最初から「説明できる形」までセットで作るのがコツです。
具体的には、制作と同時にREADMEの下書きを作ります。
完成してから書くと面倒で後回しになるので、最初から一緒に作る。
READMEには、最低限これを書けばOKです。
目的、対象ユーザー、機能、工夫点、改善点。
この“言語化”があると、面接でも強いです。
次の章では、作った後に転職評価につなげるための整え方をまとめます。
作品を増やす前に、まずは1本を「見せられる形」に仕上げる。
ここまでできると、未経験でも一気に前に進めます。
転職評価につなげるために「作った後」に整えること
ここまでで、未経験でもポートフォリオは作れるし、挫折しない順番も分かった。
でも、最後にもう一個だけ大事な話があります。
「作った」で終わらせないことです。
未経験の頃の僕は、作品が動いた瞬間に燃え尽きました。
「よし、完成!」って。
でも転職活動に入ったら、そこで詰みました。
面接で聞かれたことに答えられなかったからです。
作品はあるのに、説明が弱い。
結果、評価につながらない。
この“もったいなさ”は、未経験あるあるだと思います。
だからこの章は、転職に直結させるというより、準備として整える話です。
少し整えるだけで、同じ作品でも評価されやすくなります。

転職ポートフォリオ評価は“完成度”より“会話”で決まる
転職の場でポートフォリオが役立つのは、作品がすごいからではありません。
面接の会話が作れるからです。
未経験の場合、職務経験がないぶん、会話の材料が少ない。
そこを補うのがポートフォリオです。
面接で必ず聞かれるのは、だいたいこの3つです。
- なぜ作った?
- どこで詰まった?
- 次はどう改善する?
これに答えられると、評価が上がります。
逆に答えられないと、作品があっても“判断材料がない”状態になります。
僕が一回目の面接でやらかしたのは、まさにここでした。
「工夫した点は?」と聞かれて、ふわっとした答えしか出ない。
作ったはずなのに、振り返りがないから言語化できない。
あの時は、作品を見せるのが怖くなりました。
でも準備の仕方を変えたら、同じレベルの作品でも会話が回るようになりました。
話せると落ち着きます。
落ち着くと、次の応募ができる。
未経験の転職は、ここが大きいです。
提出前に整える3点セット
「会話が大事」と言われても、何を整えればいいか分からないですよね。
ここで役立つのが、3点セットです。
README、ログ、改善点。
この3つが揃うと、面接で話せる材料が自然に増えます。
僕はこの3点セットを“提出前の儀式”みたいにしてから、迷いが減りました。
「これで最低限は整ってる」と思えるだけで、出すハードルが下がるんです。
提出前チェックリストを置いておきます。
行動整理として、上から順に確認してください。
- READMEがある(目的/対象ユーザー/機能/工夫点/改善点が書かれている)
- 動作確認ができる(初期データ、ログイン方法、手順が分かる)
- リンク切れがない(GitHub、デモ、画像、外部APIなど)
- 改善点を3つ書いている(次に直す場所が具体)
- コミット履歴が極端に少なくない(1回ドンより、過程が見える方が強い)
- 詰まりと解決が1つログに残っている(短文でOK)
- スマホ表示を一度見る(崩れていたら最低限直す)
ここまでやれば、作品の完成度が完璧じゃなくても戦えます。
むしろ未経験は、完璧を目指すほど動けなくなる。
だから“提出できる形”を先に作るのが正解です。

