「未経験エンジニアを目指しているけど、ポートフォリオって本当に必要なの?」
SNSや転職ブログを見れば見るほど、「作ってない=落ちるのでは」と焦ってしまいますよね。僕も学習を始めた頃、夜に情報を追いかけて不安だけが増え、手が止まった時期がありました。結論を少し先に言うと、未経験 ポートフォリオは“絶対必須”とは限りません。けれど、採用側の判断材料になりやすく、準備の質を上げる武器になります。この記事では、作らない場合の現実や、転職での評価ポイント、そしてポートフォリオ 何から作るべきかを、現役エンジニアの体験も交えて整理します。焦りを減らして、次にやることを一緒に決めましょう。
未経験エンジニアにポートフォリオは本当に必要なのか?
「未経験ならポートフォリオ必須」って、よく見ますよね。
僕も最初それを信じ込みました。
転職系のブログやSNSを見れば見るほど不安が増えて。
「作らないと終わりなのか…?」みたいな気持ちになったんです。
でも、現場にいる今は少し見え方が違います。
ポートフォリオは“合否を決める魔法の作品”というより、あなたの状況を説明するための道具に近いです。
だから「必要/不要」で切り分けるより、何のために持つのかを整理した方がラクになります。

そもそもポートフォリオって何のためにある?
面接官側の気持ちになると、答えはシンプルです。
未経験の応募って、どうしても情報が少ないんですよね。
経験者なら「どんな環境で何をやったか」が職務経歴書に書けます。
でも未経験だと、それが書けない。
だから採用側は、別の材料で判断したくなります。
ポートフォリオが担っている役割は、だいたいこのあたりです。
- 学習の“本気度”の証拠(口だけじゃなく手を動かしているか)
- 理解の深さの確認(丸写しなのか、自分で考えたのか)
- 説明力のチェック(作った理由を言葉で話せるか)
- 継続力の判断材料(途中で投げないタイプか)
- 志望職種との相性(Web系ならWebっぽい制作があるか)
ここ、資格や学歴と結構違います。
資格は「勉強した証明」にはなります。
でも、手を動かした証明にはなりにくい。
学歴も同じで、ポテンシャルの指標にはなるけど、仕事の再現性までは見えません。
ポートフォリオは、その空白を埋めるものです。
僕も未経験の頃、最初は資格だけで戦おうとしました。
実際に「基本情報を取ったから大丈夫でしょ」って思ってたんです。
でも面接で聞かれたのは「最近何作りました?」でした。
答えられず、空気が一瞬止まったのを覚えています。
あのとき、体感で理解しました。
“作ったものがない”って、想像以上に弱いです。
未経験だと“必須”に感じてしまう理由
未経験者がポートフォリオを「絶対」と感じるのは、ある意味当然です。
だって、情報が多すぎるから。
SNSを開けば「ポートフォリオで内定」とか「これ作れば受かる」とか。
転職ブログでも「未経験はポートフォリオ必須」と断言している記事が並びます。
僕も当時、毎日それを読んでました。
平日は仕事終わりに1〜2時間、休日は半日くらい。
気づいたら、作業時間より“情報収集”の時間が増えてたんですよね。
そして一番しんどいのが、これです。
「作ってない=落ちる?」という心理。
まだ何も作れてない自分を見て、勝手に詰んだ気持ちになる。
実力じゃなくて、焦りだけが膨らむ。
僕も同じで、最初の1ヶ月はずっと迷子でした。
「何から作るのが正解?」って調べて、また迷って、手が止まる。
結果、進まない。これが一番もったいない。
現役エンジニア目線で見た“本当の位置づけ”
結論から言うと、ポートフォリオは「あると強い」。
でも「ないと即アウト」でもないです。
ここがややこしいところ。
僕の周りでも、未経験から入ってきた人はいます。
全員が立派なポートフォリオを持っていたわけじゃありません。
その代わり、共通点がありました。
「何を勉強して、どこでつまずき、どう解決したか」を話せる人です。
小さい成果でも、筋道立てて説明できる。
採用側からすると、それが見えるだけで安心します。
なので、ざっくり言うとこうです。
- あった方がいい人:応募先で“手を動かせる証拠”が必要な人(特にWeb系・自社開発志望)
- なくても戦える人:職歴や実績の代替材料がある人(業務での改善経験、IT寄りの実務、学習の説明が強い人)
ただし、僕が声を大にして言いたいのは、ここです。
「なくても戦える」は、“準備が要らない”ではありません。
むしろ逆。
作品がないなら、学習の中身と説明の準備がより重要になります。
次の章では、「作らないと損する?」の“現実”をもう少し踏み込みます。
ここを知っておくと、焦り方が変わります。
そして、あなたにとって必要な準備が見えてきます。

作らないと損する?未経験転職の「現実」
「ポートフォリオがないと落ちる」
この言葉、正直めちゃくちゃ刺さりますよね。
僕も未経験の頃、これを見るたびに焦っていました。
夜にスマホで転職体験談を読み漁って、寝る前に不安だけが増える。
次の日は仕事があるのに、頭の中は「自分は何も作れてない…」でいっぱい。
でも、冷静に整理すると“現実”はもう少し複雑です。
結論から言うと、ポートフォリオなしで通る人もいます。
ただし、その人たちは別の材料で信頼を取っています。
逆に、何もない状態で「やる気だけ」で突っ込むと、落ちる確率が上がります。
ここをちゃんと理解しておくと、無駄な焦りが減ります。
ポートフォリオなしで通る人・落ちる人の違い
採用って、点数の足し算みたいなところがあります。
「経験がないなら、別の点で補えるか?」を見られます。
だから年齢や職歴、学習背景の差が、そのまま結果に出やすいです。
たとえば、同じ未経験でも
20代前半で時間が作りやすい人と、30代で家庭や仕事が忙しい人では、評価軸が少し変わります。
職歴も同じです。
営業でも事務でも、改善経験や数字を追ってきた経験があると、話し方が強い。
一方で、職歴が浅くて説明材料が少ないと、ポートフォリオがない分だけ“空白”が目立ちます。
ポートフォリオがなくても評価されるケースは、だいたいこういうパターンです。
- 業務でIT寄りの改善をしていた(Excel自動化、ツール導入、業務フロー改善など)
- 学習内容を言語化できる(何を・なぜ学び・どう詰まって解決したかを話せる)
- GitHubや学習ログがある(完成作品じゃなくても継続が見える)
- 応募先がポテンシャル採用寄り(研修あり・自社で育てる前提)
- 紹介やコミュニティ経由で人柄が伝わっている
逆に落ちやすいのは、これです。
「学習してます」と言いながら、具体が出ない。
何をどれくらいやったのか、期間や時間が曖昧。
僕もこれでやらかしました。
当時、勉強を始めて2週間くらいで勢いだけで応募したんです。
面接で「最近作ったものは?」と聞かれて、答えが出なくて詰まりました。
沈黙が痛い。
あの瞬間、「未経験ってこう見られるのか…」と冷や汗をかきました。
「作らないと損」と言われる理由の正体
じゃあ、なぜ「作らないと損」と言われるのか。
理由はシンプルで、企業側の都合です。
未経験の応募は、正直めちゃくちゃ多いです。
求人によっては、1枠に何十〜何百件来ることもあります。
その中で、採用担当は一人ひとりに時間をかけられません。
だから書類選考の段階で「判断材料」が欲しくなります。
ポートフォリオは、企業にとってこういうメリットがあります。
- 確認コストが下がる(見れば一発で“やってる感”が分かる)
- 質問が作りやすい(面接で深掘りしやすい)
- ミスマッチが減る(志望職種とのズレが見える)
逆に言うと、ポートフォリオがないと
採用側は“想像”で判断するしかない。
そうなると、どうしても安全側に倒れます。
「よく分からないから見送る」になりやすい。
これが“損”の正体です。
別に意地悪されているわけではなく、単純に材料不足なんです。

作らずに後悔しやすいパターン
ポートフォリオを作らない選択自体は、悪ではないです。
ただ、作らないなら作らないで、準備が必要です。
それを知らないと後悔します。
後悔しやすいのは、次の2パターンです。
1つ目は、面接で説明できない。
「なぜその技術を学んだのか」
「何ができるようになったのか」
「どこで詰まり、どう解決したのか」
このあたりを話せないと、やる気が伝わりません。
僕は当時、「Progateやってます」だけで押し切れると思ってました。
無理でした。
“どこまでできるか”が見えないと、採用側は判断できません。
2つ目は、学習の方向性が定まらない。
作るものがないと、学習がフワッとします。
動画を見て満足して終わる。
教材を回して「やった気」になる。
これ、めちゃくちゃ起きます。
僕も最初の1ヶ月がそれでした。
時間だけ使って、手元に何も残ってない。
地味にメンタルが削れます。
次の章では、じゃあ実際に「転職でポートフォリオはどう評価されているか」を掘ります。
完成度より大事なポイントがあります。
ここが分かると、「何から作るべきか」も一気に決めやすくなります。

転職でポートフォリオはどう評価されているのか
未経験のポートフォリオって、なぜか“作品コンテスト”みたいになりがちです。
僕もそうでした。
SNSで「神ポートフォリオ」「このレベルで内定」みたいな投稿を見るたびに、心が折れそうになる。
「自分のはショボい…」って。
でも採用側の見方は、思っているより現実的です。
結論から言うと、評価=完成度ではありません。
もちろん最低限の動作や見た目は必要です。
ただ、未経験に求められているのは“プロの完成品”ではない。
むしろ「この人、入社後に伸びそうか」を見ています。
ポートフォリオは、その判断材料のひとつです。
採用側はポートフォリオのどこを見ている?
現場側の人間がポートフォリオを見るとき、いきなりコードの美しさを採点することは少ないです。
まず見るのは「この人は何を目指して、どう考えて作ったのか」。
つまり、技術力よりも“思考”です。
僕も今の職場で、面接の同席をしたことがあります。
候補者のポートフォリオを見ながら、会話の中心になったのは意外にもここでした。
「なぜそれを作ったの?」
「どこが難しかった?」
「次に直すならどこ?」
この3つに答えられるかどうか。
ここで印象が大きく変わります。
未経験で評価されやすいポイントは、だいたい次のような部分です。
- 目的がはっきりしている(誰の何の悩みを解決したいかが見える)
- 作った過程が説明できる(設計→実装→改善の流れが話せる)
- つまずきと解決が書けている(エラー対応や工夫が残っている)
- 小さくても完成している(未完成だらけより、1つ完走している)
- 次に改善する点がある(伸びしろを自分で把握している)
- 読み手への配慮がある(READMEがある、使い方が分かる)
これ、全部「才能」じゃなくて「姿勢」の話なんですよね。
だからこそ、未経験でも戦えます。
僕自身、最初に作った作品は正直かなり微妙でした。
学習を始めて2〜3ヶ月のころ。
HTML/CSS/JavaScriptで簡単なToDoアプリを作ったんです。
見た目も地味。機能も少ない。
でもREADMEに「できること」「できないこと」「詰まった点」を書いたら、面接でそこをめちゃくちゃ聞かれました。
その時初めて、「完成度より“説明できること”が強いんだ」と実感しました。
未経験ポートフォリオでやりがちな勘違い
未経験がハマりやすい落とし穴は2つあります。
1つ目は、完成度を求めすぎること。
2つ目は、流行技術を詰め込みすぎることです。
完成度を求めすぎると、終わりが見えなくなります。
「デザインも整えたい」
「レスポンシブも完璧にしたい」
「ログイン機能も付けたい」
気持ちは分かります。
僕も同じでした。
でも、その結果どうなるか。
“完成しない”。
これが一番つらい。
作っている本人の自信も削れるし、説明材料も残らない。
未経験の段階で一番評価されにくいのは、実は「途中で止まっている作品が複数」だったりします。
それなら、小さくても1つ完走して、改善点を語れる方が強いです。
流行技術の詰め込みも危険です。
React、Next.js、TypeScript、Firebase…
名前だけ見ると強そうです。
でも、理解が追いつかないと一気に“借り物感”が出ます。
僕は昔、背伸びしてReactに手を出して、見事に詰まりました。
環境構築で1週間溶かして、画面が真っ白のまま原因不明。
焦ってコピペで動かして、結局「何が起きてるか説明できない」状態に。
面接で聞かれたら終わるやつです。
あの時の反省は今でも残っています。
「技術選定は、説明できる範囲でやる」。これが現実的な最適解でした。

評価されないポートフォリオの共通点
逆に、評価が伸びにくいポートフォリオにも共通点があります。
まず多いのが、目的不明・説明不足です。
作品を開いた瞬間に「で、これは何?」となる。
使い方が分からない。
どこが工夫ポイントか書かれていない。
これだと、採用側は深掘りの質問が作れません。
質問が作れない=判断できない。
判断できない=見送る。
すごく冷たい話に聞こえるけど、実務では本当にこうなります。
もうひとつは、丸写し感が強いこと。
チュートリアルをそのままなぞった作品自体が悪いわけではありません。
問題は「自分の言葉がない」ことです。
READMEがテンプレのまま。
コミット履歴が1回だけ。
説明を聞いても「動画の通りに…」で終わる。
これだと、学習姿勢が見えません。
未経験のポートフォリオで大事なのは、
“自分で考えた痕跡”を残すこと。
派手な機能じゃなくていいです。
小さな改善でも、試行錯誤でも、理由でもいい。
そこに人の体温が出ます。
そして、それが信頼につながります。
次の章では、ここまでの話を踏まえて「じゃあ何から作ればいいのか」を具体化します。
迷子になりがちな最初の一歩を、できるだけ現実的に整理していきます。
じゃあ未経験者は何から作ればいいのか?
ここまで読んで、「よし、ポートフォリオ作るぞ」と思った人もいるはずです。
その勢い自体は最高です。
ただ、未経験の段階でよくある落とし穴があります。
それが「いきなりデカい作品を作ろうとして、途中で止まる」ことです。
僕はまさにそれをやりました。
学習を始めて1ヶ月くらいで、いきなり“転職で刺さりそうなアプリ”を作ろうとしたんです。
ログイン機能、DB、デザイン、スマホ対応。
結果、環境構築で詰まりました。
調べて、直して、また壊れて。
気づけば2週間ほぼ前に進まず、自己嫌悪だけ増えました。
「自分には無理かも」と感じたのは、技術の難しさより“進まないストレス”の方でした。
だからここは、遠回りに見えても順序が大事です。
転職に直結するのは、派手な作品よりも「継続できる学び方」です。
この章では、未経験者が迷わないための“最初の整え方”をまとめます。

いきなり作品を作らなくていい理由
ポートフォリオは、最終的には作品として見せるものです。
でも、最初から作品づくりに入る必要はありません。
理由は単純で、基礎がないと制作が“問題集”になってしまうからです。
未経験の制作って、だいたいこの順で詰まります。
「作りたい → でも分からない → 調べる → コピペする → 動かない → 心が折れる」
これを何回も繰り返すと、学習がしんどくなります。
僕が止まったのもここでした。
おすすめは、学習と制作を“交互”にすることです。
一気に作るのではなく、まずは小さく手を動かして、必要な知識を集める。
体感としては、こんな順序が現実的です。
- 基礎を触る(1〜2週間)
- 小さいミニ制作をやる(1〜2日で終わるもの)
- 詰まった点を復習する(数日)
- それを積み重ねて作品にする(1〜2ヶ月)
ここで大事なのは、「1〜2日で終わる成功体験」を先に作ることです。
未経験の時って、成功体験がないと不安が増え続けます。
逆に言うと、小さく終わらせる習慣ができると、ちゃんと前に進めます。
あと、最初にやるべき整理もあります。
「何を作るか」ではなく、「何を目指すか」。
ここが曖昧なままだと、教材も技術もブレます。
僕はそれで遠回りしました。
最初はWebアプリを作りたいのに、なぜかスマホアプリの動画を見てたり。
今思うと、時間がもったいなかったです。
未経験者が最初に決めるべき3つのこと
「何から作る?」の答えは、人によって変わります。
だからこそ、まず“判断の土台”を作る必要があります。
決めるべきなのは3つです。
目指す職種、学習言語、作るもののレベル感。
これが揃うと、迷いが一気に減ります。
僕もここを整理した瞬間、やっと前に進めました。
それまでは「とりあえず人気の技術」ばかり追って、疲れていました。
でも職種を決めたら、やることが絞られたんです。
最初に決めることチェックリストです。
(ここだけでも、メモしておくと便利です)
- 目指す職種は?
- Web系(フロント/バック)なのか
- インフラ/クラウド寄りなのか
- 社内SE寄りなのか
- 学習言語は何にする?
- Webなら:HTML/CSS/JavaScript →(余裕が出たら)Reactなど
- バック寄りなら:Java / Python / PHP など、求人が多い軸で選ぶ
- インフラなら:Linux基礎 + クラウド基礎(AWSなど)を軸にする
- 作るもののレベル感は?
- まずは「1〜2日で終わるミニ制作」
- 次に「1〜2週間で完成する小作品」
- 最後に「転職で説明できる1本(1〜2ヶ月)」
ここで“背伸びしすぎない”のがコツです。
未経験の評価で大事なのは、豪華さじゃなくて「完走」と「説明」です。
完成した作品が1つあるだけで、面接の会話が変わります。
そして説明できると、自信も戻ります。


