「今、転職活動を始めていいのかな…?」未経験で学習を進めていると、この不安が一番しんどいです。SNSを見ると強い事例ばかり流れてきて、ポートフォリオの完成度だけで自分を採点してしまう。僕も同じでした。結果、基準が分からないまま足踏みして、時間だけが過ぎたことがあります。
結論を少しだけ先に言うと、判断は**完成度ではなく「説明できる材料」**があるかどうかです。未経験 ポートフォリオでも、README・ログ・改善点が揃うと会話が作れます。この記事では、転職 ポートフォリオ 評価の見られ方を踏まえつつ、Lv1〜Lv3の目安と「今は動かない方がいいサイン」、迷わない準備手順まで整理します。
前回までの記事
未経験が「今転職すべき?」で止まる理由
僕が未経験から転職を考え始めたとき、いちばんしんどかったのは「努力してるのに、いつ応募していいか分からない」状態でした。
勉強はしてる。GitHubも触ってる。なのに、応募ボタンを押す手が止まる。
理由はシンプルで、“判断基準”がどこにも落ちていなかったからです。

SNSの強い事例で基準が壊れる
SNSや転職ブログで見かけるポートフォリオ事例って、だいたい強いんですよね。
デザインが綺麗で、機能も多くて、API連携してて、READMEも完璧。
見た瞬間、「これが普通なんだ」と思ってしまう。
僕も一度、完全にそれに飲まれました。
「こんなの作れないと転職できないのか…」と焦って、いきなり大作に走ったんです。
結果、途中で止まりました。2週間くらいで心が折れました。
機能を盛りすぎて、エラーが出て、直し方も分からなくて、手が動かなくなる。
そして最悪なのが、止まった後に「自分には向いてないのかも」と結論を急いでしまうことでした。
でも冷静に振り返ると、僕が負けたのは技術じゃなくて基準の作り方でした。
完成度を基準にすると、永遠に足し算になります。
終わりが見えないから、行動も止まる。これが“完成度信仰”の怖さです。
「転職して落ちたら時間が無駄」不安が大きくなる
もう一つ、足を止めるのが「落ちたら全部ムダになる」不安です。
応募って、メンタルを削ります。
特に未経験だと、落ちた理由が分からないことも多い。
「ポートフォリオが弱いのかな」
「年齢かな」
「そもそも応募が早すぎた?」
こうやって反省が“改善”じゃなく“自己否定”に変わりやすい。
僕も最初の頃は、落ちるたびに「今の学習が間違ってるのかも」と疑って、また別の教材に逃げてました。
その結果、時間だけが過ぎる。これが一番きついんですよね。
➡ 悩み整理(未経験が抱えがちな不安)
- 何をどこまで作ればいい?
- 転職 ポートフォリオ 評価って結局なに?
- 面接でちゃんと話せるか不安
- そもそも応募していい段階か分からない
- 落ちたら学習がムダになる気がする
- 周りの事例が強すぎて、自分が遅く見える
ここまで読んで「まさに今これ」と思ったなら、安心して大丈夫です。
次の章では、この不安を“完成度”から切り離して、判断をラクにする基準に置き換えます。
結論から言うと、見るべきは作品の豪華さじゃなく「説明できる材料」があるかどうかです。
判断は“完成度”じゃなく「説明できる材料」があるか
前回の章で書いたとおり、僕は一度「完成度が高いほど評価される」と思い込んで止まりました。
でも現場に入ってから、採用側の会話を聞く機会が増えて、考えがガラッと変わりました。
未経験のポートフォリオで見られているのは、派手さより「この人、入社後に伸びる?」の手がかりです。
つまり、転職するかどうかの判断も“作品の豪華さ”じゃなく「説明できる材料が揃っているか」で決めた方が迷いません。

採用側が見たいのは入社後に伸びるか
未経験採用って、正直ギャンブル要素が残ります。
実務経験がない以上、完成した作品だけ見ても「偶然作れたのか」「再現できるのか」が分からない。
だから採用側は、成長の再現性を探します。
僕が面接を見学したとき(同席や社内共有の範囲で)、評価が上がる瞬間はいつも似ていました。
「何を作ったか」より、
「どう詰まって、どう調べて、どう直したか」を言語化できたときです。
逆に、作品がそこそこ動いていても、質問に対して
「チュートリアル通りです」
「とりあえず動いたので…」
で止まると、会話が続かない。
“伸びそう”の根拠が出せないからです。
ここで大事なのは、天才っぽい発想じゃありません。
地味でもいいので、「自分の言葉」で説明できること。
これが未経験の武器になります。
材料があると小さくても通る
じゃあ、その“材料”って何か。
結論、最低限これです。作品は小さくてOK。むしろ小さい方が完走しやすい。
➡ 判断軸(転職判断に使える「説明できる材料」)
- READMEに「目的/対象ユーザー/使い方/工夫点/改善点」が書けている
- 詰まったことを短く残している(エラー文+調べたこと+結論)
- 改善点が3つ言える(次に何を直すかが見える)
- コミット履歴が分かれている(試行錯誤の痕跡がある)
- 面接で話す用に「工夫点1つ/詰まりと解決1つ/改善案3つ」を用意できる
僕自身、これを意識し始めてから気持ちが楽になりました。
「完成してないから応募できない」じゃなく、
「説明できる材料が揃ったら応募していい」に変わったからです。
実際、当時の1本目は機能1〜2個の小作品でした。
見栄えも普通。
でもREADMEに“なぜ作ったか”を書いて、詰まったログと改善点を残しておいた。
面接でそこを話せたとき、初めて手応えがありました。
作品が褒められたというより、「考え方が分かる」と言われた感覚です。
ここまでの話で、「よし、材料ってこういうことか」と見えてきたはずです。
次の章では、その材料がどこまで揃っていれば“今応募してOK”なのかを、Lv1〜Lv3で具体的に線引きしていきます。
転職開始OKの目安|ポートフォリオ完成度からの判断基準
「応募して落ちたら時間が無駄かも」って、めちゃくちゃ分かります。
僕もここで1か月くらい足踏みしました。ポートフォリオを触っては直し、また不安になって直す。結局、応募ボタンを押せない。
でも今なら言えます。未経験の転職は、“完璧になったら応募”だと一生始まらないです。
判断すべきは完成度じゃなく、「会話できる材料が揃ったか」。それをLvで切ると、迷いが減ります。

Lv1応募準備に入ってOK
Lv1は「応募していい」ではなく、応募準備に入ってOKのラインです。
僕の感覚だと、ここに到達すると不安が“ぼんやり”から“具体的”に変わります。
やることが見える。だから進める。
目安はシンプルです。
完走した1本があり、最低限説明できる。これだけで十分価値があります。
見栄えは普通でOK。機能も1〜3個でいい。動けば勝ちです。
Lv2積極的に応募してOK
Lv2は、僕が一番おすすめする「動き出しライン」です。
理由は、面接で聞かれることに対して“詰まらずに話せる”から。
未経験の面接って、作品を品評する場じゃなくて「どう学ぶ人か」の確認です。
改善の痕跡があると、会話が作れます。
僕が初めて手応えがあったのもこの状態でした。
作品自体は小さいまま。だけどREADMEを整えて、詰まりログを残して、改善点を3つ言えるようにした。
それだけで「考えて作ってる」が伝わりました。
正直、応募前は“こんなのでいいの?”って半信半疑でしたけど、面接で質問が途切れなかった。あれは救われました。
Lv3選べる状態
Lv3は、いわゆる「選べる側」に近づくラインです。
設計意図や運用目線(例:エラー処理の方針、入力バリデーションの考え、データの持ち方)を自分の言葉で話せる。
ここまで来ると、応募先の幅も広がりますし、企業側からの見え方も変わります。
ただし、ここを目指して応募が遅れるのは本末転倒。Lv2で動きながら育てればOKです。
➡ 判断軸(どのLvでも共通で効くチェック)
- 動作確認できるか(第三者が触れる状態か)
- READMEに「目的/対象/使い方/工夫/改善点」があるか
- 「詰まり→調べた→直した」のログがあるか
- コミットが分かれているか(試行錯誤が見えるか)
- 面接で話す3点セット(工夫/詰まり/改善案)が言えるか
ここまで読んで、「自分はいまLv1かLv2の途中だな」が見えたはずです。
次の章では、Lvを1つ上げるために“今すぐ手を付ける順番”を整理します。特に「何から直す?」で迷う人が、最短で前に進める形に落とします。

まだ不安な人向け|「今は動かない方がいい」サインと、最短の立て直し方
Lv1〜Lv3の目安は分かった。
でも正直、「それでも怖い」が残る人もいます。むしろ普通です。僕もそうでした。
特に未経験だと、“応募する=採点される”みたいに感じてしまう。
落ちたら自分の努力まで否定された気がして、次に進めなくなるのが怖い。
だからここでは、無理に背中を押しません。
今は動かない方がいいサインを先に出します。その上で、最短で立て直すやり方を話します。
動かない方がいいサイン
まず、応募してはいけない…というより、応募しても“もったいない”状態があります。
僕が昔やらかしたのがこれです。チュートリアルをなぞって「動いた!」で満足してしまい、説明ができない。
面接で聞かれても「えっと…動画の通りに…」となって、空気が止まりました。あれはきつかったです。
動かない方がいいサインは、大きく3つです。
- 丸写し感が強い
見た目や構成がテンプレのまま。差分が説明できない。 - 説明できない
「なぜ作った?」「どこで詰まった?」「次どう改善する?」が言えない。 - 途中放棄が多い
GitHubに未完成が並び、動作確認も曖昧。自分でも把握できていない。
これ、才能の問題じゃないです。
単に「会話の材料」が足りない状態。だから立て直せます。
立て直しは“見せ方の型”から
不安が強い人ほど、いきなり作品を作り直そうとします。
でも、立て直しはそこからじゃない。僕の結論はシンプルで、“見せ方の型”を先に作るのが最短です。
理由は2つあります。
1つ目。型があると、迷いが減って作業が進みます。
2つ目。転職では完成度より「説明できる材料」が見られるので、型を作った瞬間に評価軸に乗ります。
僕が立て直した時も、最初にやったのはリファクタでも新機能でもなく、READMEの下書きでした。
たった30分で「話せること」が増えて、翌週の作業がラクになりました。
➡ 行動整理:今日からの立て直しチェックリスト
- READMEの型を作る(目的/対象ユーザー/使い方/工夫点/改善点)
- 改善点を3つ書く(小さくてOK。例:入力チェック、UI、エラー文言など)
- 詰まりログを1行で残す(何が起きた→どう調べた→どう直した、だけ)
- 動作確認の手順をメモする(環境、起動方法、確認項目を箇条書き)
ここまでできると、「応募していいか」の不安がだいぶ薄くなります。
なぜなら、判断基準が“雰囲気”じゃなくなるからです。
次の章では、この立て直しを踏まえて「応募前に整える最終チェック(面接で話す3点セット含む)」をまとめます。これを通すと、応募ボタンを押すハードルが一段下がります。

じゃあ何から作る?迷わない決め方
「転職を始めていい目安は分かった。
でも結局、何から作るのが正解?」
ここでまた手が止まる人、多いです。僕も止まりました。
当時は“いい作品”を作ろうとして、職種も言語もフラフラ。
YouTubeでReact、XでRails、QiitaでGo…情報だけ増えて、1週間なにも進まない。
あの停滞が、一番つらかったです。
だからこの章は、迷いをなくすために決め方を固定します。
転職に直結させるというより、まずは「学習と準備が前に進む状態」を作ります。
職種→言語→規模で固定すると迷いが減る
迷う原因って、スキル不足じゃなくて「判断が多すぎる」ことがほとんどです。
順番を間違えると、情報が無限に入ってきて詰みます。
僕のおすすめはこれだけ。
- 職種を決める(フロント/バック/インフラなど)
- 言語(+周辺)を固定する
- 作る規模を決める(1本目は小さく、完走優先)
ここで大事なのは、1本目を“代表作”にしないこと。
1〜2週間で終わるサイズに落として、完走→改善の流れに入る。
この方が結果的に、Lv2やLv3に早く届きます。
最短ロードマップ
「じゃあ、何をどの順でやる?」も迷いますよね。
最短ルートは、遠回りに見えるけどこれです。
- 基礎(最低限)
- ミニ制作(1〜2日で終わる成功体験)
- 小作品(1〜2週間で“説明できる1本”)
- 整える(README・ログ・改善点で会話の材料を作る)
僕はこれをやって、ようやく「作ってる感」じゃなく「積み上がってる感」が出ました。
転職のためというより、まず自分の不安が減りました。
“説明できる材料”が増えると、応募する/しないの判断もブレなくなります。
➡ 行動整理:今日からの準備チェックリスト
- 目指す職種を1つ決める
- 学習言語を固定する
- 1本目の規模を決める(1〜2週間)
- READMEテンプレを埋める
- 詰まりログを残す

