未経験からエンジニア転職した人は何を作った?ポートフォリオ事例の共通点

ITエンジニア入門

「未経験から転職できた人って、ポートフォリオで何を作ったんだろう?」
そう思って事例を探し始めると、完成度の高い作品ばかり目に入って、逆に焦りませんか。僕も学習初期に成功事例を見てはブックマークだけ増え、「自分だけ遅い」と感じて手が止まった経験があります。結論を少し先に言うと、未経験 ポートフォリオで大事なのは“作品名の当て”ではなく、転職できた人に共通する「評価される材料」を揃えることです。この記事では、事例を見たときに気にしすぎるポイントを整理したうえで、転職 ポートフォリオ 評価の実態(完成度より説明・ログ・完走)を分解します。さらに、よくある事例パターンを真似しやすい順に紹介しつつ、最後は「ポートフォリオ 何から作る?」を迷わず決める順番(職種→言語→規模)まで落とし込みます。読み終わる頃には、次の一歩が具体的に見えているはずです。


未経験のポートフォリオ事例を見て焦る理由

未経験でポートフォリオの事例を探し始めると、だいたい最初にぶつかる壁があります。
それが「自分、間に合うのかな…」っていう焦りです。

僕も最初、転職成功者のポートフォリオを見ては落ち込みました。
「未経験から3ヶ月で転職」みたいな記事を読んで、
中身を見たら普通に完成度が高い。
UIもきれい。機能も多い。GitHubも整ってる。
その瞬間に、頭の中で勝手に比較が始まるんですよね。
「え、これが未経験…?自分は何もできてない…」って。

でも、ここで一つ冷静に見ておきたいことがあります。
事例が強く見えるのは、あなたが弱いからではなく、
“見え方”がそうなっているだけです。


成功事例が強すぎて「自分だけ遅い」感が出る

成功事例を見たとき、最初に目に入るのは完成度です。
デザイン、機能の多さ、画面の見栄え。
見る側としては当たり前です。
でも未経験のときほど、そこに引っ張られます。

そして次に起きるのが、「期間」による焦りです。
「2ヶ月で完成」「3ヶ月で転職」
こういう言葉を見ると、心がザワつきます。
僕は当時、仕事をしながら平日30分〜1時間しか取れなかったので、
その数字を見るたびに「自分は遅い」と感じていました。

でも、ここには前提の差が混ざっています。
たとえば、同じ“未経験”でも、

  • 前職がITに近くて理解が早い人
  • 学生時代に少し触れていた人
  • 毎日3〜5時間学習できる人
  • すでにGitHubやツールに慣れている人

こういう人たちも普通にいます。
つまり、期間や完成度だけ見て比較すると、ほぼ確実にしんどくなります。
僕もここで一度止まりました。
「自分は向いてないのかも」と思って、作る前に気持ちが折れたんです。

でも今振り返ると、比較する場所がズレていました。


大事なのは作品名ではなく“中身の伝わり方”

ここが今日一番伝えたいポイントです。
ポートフォリオの事例を見る目的は、「同じものを作る」ことじゃありません。
大事なのは、何を作ったかより、どう伝わっているかです。

転職で見られるのは、作品名の派手さではなく、
「この人、ちゃんと考えて作ったんだな」が伝わる材料です。
未経験なら特に、完成度で殴り合うのはしんどい。
だからこそ、事例を見るときは“見せ方”に注目した方がラクになります。

とはいえ、未経験のときはどうしても気にしすぎます。
僕もそうでした。
事例を見たときに気にしすぎるポイントを、悩みとして整理します。

  • デザインが素人っぽいと落ちるのでは?
  • 機能数が少ないと弱い?
  • コード量が少ないと評価されない?
  • 流行技術(React/TypeScriptなど)が入ってないと不利?
  • GitHubの見栄えが整ってないとダメ?
  • READMEが薄いと見てもらえない?
  • “未経験なのにすごい人”と比べてしまう

これ、全部「分かる」です。
でも逆に言うと、ここを基準にしてしまうと、いつまでも作れません。
事例を見て焦った時点で、基準が“完成度”に寄ってしまっているからです。

次の章では、成功者の事例に共通する「評価される材料」を整理します。
作品の種類ではなく、共通点に絞って見ると一気にラクになります。
「自分もここなら真似できる」が見えてくるはずです。


転職できた人のポートフォリオに共通する“評価される材料”

ここからが本題です。
未経験から転職できた人のポートフォリオを見ていくと、作品の種類はバラバラです。
家計簿アプリの人もいれば、タスク管理の人もいる。
天気API連携みたいな人もいる。

でも、共通しているものがあります。
それが「完成度」ではなく、“評価される材料”が揃っていることです。

僕も採用側の面接に同席したことがありますが、
未経験の作品って、正直完成度だけでは判断しづらいです。
だからこそ見られるのは、材料です。
「この人は入社後に伸びるか」を想像できる材料。
ここがあると、作品が小さくても通ります。


共通点①|目的と想定ユーザーが言語化されている

まず一番大きい共通点は、目的が言葉になっていることです。
「なぜ作ったか」が説明できる人は強い。
これは間違いありません。

未経験のポートフォリオでありがちな失敗は、
“それっぽいアプリ”を作って終わることです。
動くけど、誰の何を解決したいかが見えない。
こうなると、面接で会話が広がりません。

逆に、目的と想定ユーザーが言語化されていると、面接の質問が作れます。
質問が作れるということは、評価しやすいということです。
これ、採用側にとってかなり重要です。

そして、この言語化を支えているのがREADMEです。
READMEって地味ですが、実際は“会話の土台”になります。
面接官は、READMEを見て質問を組み立てる。
だからREADMEがあるだけで、面接が前に進みます。

僕も一度、READMEが薄い状態で出してしまって、
「で、何が売りなの?」の空気になったことがあります。
作品が悪いというより、説明不足でした。
この差は、作るより直せます。


共通点②|詰まり→解決→改善の痕跡がある

次の共通点は、成長の再現性が見えることです。
未経験採用の本音って、ここです。
「今できるか」より「入社後に伸びるか」。

だから、転職できた人のポートフォリオには、
詰まった→調べた→直した→改善した、の痕跡が残っています。
派手じゃなくていい。
でも“過程”がある。

評価されやすい材料を、判断軸としてまとめます。
事例を見ても、自分が整えるときも、このチェックで十分です。

  • READMEがある(目的/対象ユーザー/機能/工夫点/改善点)
  • 学習ログがある(詰まった箇所と解決のメモが残っている)
  • 改善点が書かれている(次に直したい点が具体)
  • コミット履歴が複数ある(過程が見える。1回ドンより強い)
  • バグ修正メモがある(原因→対応→結果が説明できる)
  • 追加機能の理由が書ける(“なぜ追加したか”が言語化されている)

僕が見ていて一番もったいないと思うのは、
「頑張って作ったのに、痕跡を残していない」ケースです。
未経験こそ、痕跡が武器になります。
できないところで頑張った証拠が、信頼になるからです。


共通点③|小さくても完走している

最後の共通点は、完走です。
これ、本当に強いです。

未経験は途中で止まりやすい。
だからこそ、最後まで完成させた事実が評価されます。
大作でなくていい。
機能は絞っていい。
でも動作確認が取れていて、提出できる形になっている。
これがあると「やり切れる人」として見られます。

僕自身、最初の頃は機能を盛って途中で止まるパターンでした。
作業時間だけ増えて、作品は完成しない。
これだと、どれだけ頑張っても“完成物”が残らないので評価につながりません。

だから事例を見るときも、真似するならここです。
作品名や技術スタックより、
「機能を絞って完走しているか」
「動作確認までやっているか」
この姿勢が共通点として出ます。

次の章では、よくある事例パターンを3つに整理します。
真似しやすい順に並べるので、あなたが「何から作るか」を決めやすくなるはずです。


よくある事例パターン3選

「じゃあ結局、みんな何を作ったの?」
ここが一番気になりますよね。

未経験から転職できた人のポートフォリオを見ていくと、作品の種類は本当にバラバラです。
でも、よく出てくる“型”はあります。
しかもその型は、難しい順じゃなくて「真似しやすい順」に並べると見え方が変わります。

僕は最初、見栄えが良いものから真似しようとして詰まりました。
「API連携って転職で強そう」
「地図アプリかっこいい」
そう思って手を出して、環境周りで折れた。
だからこの章では、真似の落とし穴もセットで書きます。
あなたが遠回りしないために。


パターン①|課題解決系

一番多くて、一番真似しやすいのが課題解決系です。
家計簿、タスク管理、学習記録。
身近で説明しやすい。
ここが強いです。

未経験ポートフォリオで大事なのは「面接で話せる材料」でしたよね。
課題解決系は、目的と想定ユーザーが作りやすいです。
たとえば学習管理なら、
「勉強が続かない人向けに、記録と振り返りをしやすくした」
この一文だけで、会話が作れます。

さらに強いのが、改善点が出しやすいこと。
「ここが使いづらい」
「こうしたら続けやすい」
身近なテーマほど、改善案が自然に出ます。
改善点が言えると、未経験でも“考えて作ってる”が伝わります。

僕も、立て直したきっかけは課題解決系でした。
派手さはない。
でも、目的が説明できる。
小さく完走できる。
結果、心が折れにくかったです。


パターン②|CRUD系+ひと工夫

次に多いのがCRUD系です。
登録・一覧・詳細・編集・削除。
この基本形があるだけで、Webアプリっぽさが出ます。
メモアプリ、レビュー管理、予約管理。
このあたりは定番です。

ただ、CRUDだけだと「チュートリアル感」が出やすい。
そこで効くのが“ひと工夫”です。
難しい技術を盛る必要はありません。
小さな改善で、十分差が出ます。

行動整理として、ひと工夫の例を置いておきます。
全部やる必要はないです。
1〜2個でOK。

  • 検索(タイトルやキーワードで絞り込み)
  • 並び替え(新しい順、評価順など)
  • バリデーション(未入力エラー、文字数制限)
  • レスポンシブ対応(スマホでも崩れない)
  • ページネーション(一覧が長くなったときの分割)
  • テスト導入(最低限の単体テストでもOK)
  • 認証の簡易導入(ログインの代わりに簡易ユーザー分けなど)

僕が最初にやった“ひと工夫”はバリデーションでした。
地味です。
でも面接で「ユーザーが困るのはここだと思って入れました」と言える。
この“言える”が大きいんです。


パターン③|API連携系

最後がAPI連携系です。
天気、地図、ニュース。
見栄えが良いし、アウトプットとしても分かりやすい。
「ちゃんと作ってる感」が出ます。

ただし、ここには落とし穴があります。
詰まりやすいんです。

APIキーの扱い、リクエスト制限、CORS、レスポンス形式。
環境構築に近いところで時間を持っていかれます。
僕も最初、地図系に手を出して、
「表示はできたけど、説明できる工夫がない」状態になりました。
見た目はそれっぽいのに、会話の材料が薄い。
これが一番もったいない。

だから1本目でいきなりAPI連携は、正直おすすめしません。
やるなら、課題解決系やCRUD系を1本完走してから。
“完走と説明”が身についた状態で触ると、API連携は強い武器になります。

次の章では、ここまでの話を踏まえて「結局ポートフォリオ何から作る?」を最短で決める手順に落とします。
作品選びより、迷わない決め方。
ここが分かると、事例を見ても振り回されなくなります。


結局「何から作る?」最短で迷わない決め方

ここまで事例を見てきたけど、最後に残る悩みはこれですよね。
「で、自分は結局なにから作ればいいの?」って。

僕もここで一番時間を溶かしました。
成功事例を見てはブックマークを増やして、
「家計簿がいいかな」「いや、API連携の方が強そう」
って迷って、結局何も作れない日が続く。
未経験のうちは、この“迷っている時間”が一番もったいないです。

だから結論は、作品名じゃなく順番で決めること。
この章では「ポートフォリオ 何から作る」の答えを、最短ルートに落とします。
転職に直結させる話ではなく、まずは準備フェーズとして迷いを消すための手順です。


職種→言語→作る規模の順で決めると迷いが減る

何から作るかを決められない人は、ほぼ順番が逆になっています。
いきなり「何を作る?」から入る。
すると候補が無限に出てきて止まります。

順番はこれです。
職種 → 言語 → 作る規模

まず職種。
フロント寄りなのか、バック寄りなのか、インフラ寄りなのか。
ここが決まると、見せたい材料が変わります。

次に言語。
「流行ってるから」ではなく、職種に合わせて1つに絞る。
未経験は分岐が増えるほど詰まります。
1本目は寄り道しない方が勝ちです。

最後に作る規模。
ここが一番大事です。
未経験は、規模が大きいほど途中で折れます。
1本目は小さくてOK。
というか、小さくないと完走しません。

僕は昔、作品から入って失敗しました。
「転職で強そう」だけで地図APIを触って、
キー設定やエラーで詰まり、説明材料も薄いまま止まった。
でも順番を変えて、職種を決めて、言語を絞って、
小さく完走できるサイズにしたら、ちゃんと前に進めました。

迷いが減るって、かなり大きいです。
迷いが減ると、手が動きます。
手が動くと、ログが残って、説明材料が増える。
この積み上げが、未経験の強さになります。


真似するなら“作品”より“作り方”を真似する

事例は参考になります。
でも真似するべきは、作品名じゃありません。
作り方です。

成功事例に共通していたのは「評価される材料」が揃っていたことでした。
目的が言える。
詰まり→解決→改善の痕跡がある。
小さくても完走している。
つまり、作り方を真似すれば、あなたの題材が違っても同じ方向に進めます。

僕も、作品選びに悩んでいた時期より、
「この型で進める」と決めた瞬間の方が一気にラクになりました。
あとは淡々と作って、整えて、次に進むだけになるからです。

今日からの準備チェックリストを置きます。
行動整理として、ここだけやれば迷いはかなり減ります。

  • 目指す職種を1つ決める(フロント/バック/インフラなど)
  • 学習言語を1つに絞る(まずは寄り道しない)
  • 1本目のサイズを決める(1〜2週間で完走できる規模)
  • READMEの型を作る(目的/対象ユーザー/機能/工夫点/改善点)
  • 改善点を3つ書く(完成してなくてもOK。次の伸びしろ)
  • 詰まったらログに残す(エラー文/原因/解決の一言メモ)

ここまでできたら、もう「何から作る?」で止まりづらくなります。
次にやるのは、題材を決めて小さく作り切るだけです。

この記事の次は、あなたの状況に合わせて「1本目の題材候補」を3つに絞る記事や、
職種別のおすすめ(フロント/バック/インフラ)に分けたロードマップに繋げると、さらに迷いが消えます。

関連記事